鉢植えのこつ
1 土作り
(1)培養土
初めての方は,土と肥料とか迷うと思うのですが,一番簡単なのは市販されている培養土を使用するのがよいです。培養土には肥料まで混ぜたものと,肥料が入っていないものがあります。肥料を含んだものは,そのまま鉢に入れて使用できますので手っ取りばやいです。一方,肥料を含まないものは油カスなどの肥料を混ぜ合わせて使用します。
培養土は,各種販売されています。 |
(2)鉢土の再利用
冬から初春にかけては,古い土の再利用を行います。古い土は、日光に当てよく乾燥(殺菌)させた後に根やゴミをよく取り除いて苦土石灰を少しまぜ、少し湿らせて袋に入れて保管しておきます。再利用の時は、油粕・牛糞・化成肥料・マグアンプKを適量に混ぜて使用します。
最近は,土復活剤も販売 されていますので土の再 利用は簡単にできます |
油カスなどの肥料が複数 配合されています。 |
マグアンプKは,1回 混ぜておく1年間肥料が 持続しますので大変手軽 な肥料です。このような効果 がありますので高価です。 |
適量に混ぜて使用します。 もちろん石灰も混ぜてくだ さい。 |
2 肥料のやり方
肥料には,化学肥料と油カスなどの有機肥料があります。植え込む時点で上記のようなもので十分肥料を土と混ぜまて土作りを行っておきます。後は生育状況を見ながら追肥を行います。簡単なのは,粒錠になっている化学肥料がお手ごろです。
肥料については、やりすぎないことが大切です。少ない時には追加できますが、多いと根が腐れてしまいます。
冬期は育たないからと思って沢山やらないようにしましょう。
液肥料の場合は、冬は2〜3週間に1回、春3月頃は1週間に1回の間隔で与えます。
このタイプの化学肥料は つぶ状ですから鉢の土の 上に置くだけですから 簡単です。 |
3 水かけ
水は,花にとってとても大切なものです。春は,花の成長期でよく水分を花が吸収しますので土の表面が乾いていたら与えます。
夏の水やりは,日中の日差しが強い時は,与えない方がよいです。鉢の温度が上昇しやすいので朝夕にたっぷり与えます。
4 花の手入れ
咲き終わってしぼんだ花がらは摘みとります。こうすることによって,次のツボミがよく咲きますし萎んだ花が腐れてカビが生えてりするのを防止できます。また,取り除いた方が美観もよいです。
また,花自体の上部の方にばかり花が付くときは,少しカットすることも必要です。
萎んでしまった花がらを取り 除きます。 |
5 花の整理(秋の終盤)
冬には枯れてしまう1〜2年草は、抜きとってしまいます。そのままだと虫の発生の元になります。
また、上部だけ枯れてしまう多年草などは、冬の寒さを越せないものもありますので、来年も咲かせたい場合は室内で保護するとまた楽しむことができます。
寒さに強いもので上部が枯れてしまうものは、上に腐葉土や落ち葉を被せておくとよいです。